資産運用
リスクを抑えて運用をする方法
運用はしてみたいけど
老後の生活費を用意するために、効率的にお金を増やすように運用をしましょうといろいろな人から言われるのですが、なかなか怖くて一歩踏み出せない。
そういう人は多いです。
でもこの話をすると意外とやってみようかなと思ってくれる人が多いんです。
リスクを抑えて運用する方法、分散投資
分散投資は2つあります。
①商品の分散
一つの商品にドカンと投資をしないということです。軍資金100万円あったら、一つの商品に100万円全部投資してはいけないということです。
A商品に100万すべて投資をしたら、増えてくれたらいいですが、減ってしまう場合もあります。
100万が翌月は120万その翌月は80万・・・といったように大きく変動してしまったら、やっぱり運用商品は怖いということになってしまいます。
値動きの特徴の異なる商品を分けて持っておけばよいということです。
株式という商品と債券という商品は原則値動きの特徴が異なります。
例外もありますが、株式が調子がよいときは債券が不調。債券が好調なときは株式が不調。
このように値動き特徴が違う資産を合わせて持っておけば、どっちにこけても大怪我しなくて済みます。
②時間の分散
この時間の分散が大変重要だと思っています。
時間の分散を別名ドルコスト平均法と言ったりします。言葉だけ聞くと難しそうですが、
要は毎月一定額で運用商品を購入してくださいということです。
毎月10000円で、とある投資信託に投資をするということです。
以下の写真を見てください。
表をつくる技術がなく、手書きを写真にとっただけですのでご容赦ください。。
上記の写真はとある投資信託が基準価額(株式でいう株価のようなもの)が1か月目は10000円、2か月目は15000円、3か月目5000円、4か月目10000円というような変化をしたとします。
●投資信託を毎月「1口」ずつ購入した場合
1か月目は1口10000円、2か月目は1口15000円、3か月目は5000円、4か月目10000円で購入しました。
購入できた口数は4口。
4か月で投資した金額は10000+15000+5000+10000=40000円です。
では、ドルコスト平均法を生かして、
●投資信託を毎月「10000円」ずつ購入した場合
1か月目の基準価額は10000円
10000円で1口購入できました。
2か月目基準価額は15000円
2か月目は基準価額15000円に値上がりしました。
前月の1口を売却してしまえば5000円プラスになるのですが、ここは例なのでそのままにして10000円購入したとします。
ところが15000円になっているので毎月運用する10000円では1口購入できず0.66口購入できました。
3か月目の基準価額は5000円
当初10000円だったのに、5000円になってしまうのはショックです。
ここで多くの運用者があきらめてしまうのです。
ショックなのですが、毎月10000円で投資信託を購入していることを忘れないでください。
ということは、、5000円に下がってくれたので10000円で2口購入することができたのです!
4か月目は基準価額10000円
4か月目は基準価額10000円に戻ったので一口購入できました。
では、、
毎月1口購入する方法と毎月10000円購入する方法どう違う?
毎月10000円購入する方法では
4か月間で何口購入できたでしょうか?
1か月目に1口購入
2か月目に0.66口購入
3か月目に2口購入
4か月目1口購入
4か月で4.66口購入できました。
投資した金額は4か月で4万円です。
毎月一口ずつ購入する購入の仕方では
4か月で4口
毎月1万円で購入した時は
4か月で4.66口
運用した金額はおなじ40000円です。
価額が変動する商品は毎月定額で購入したほうが有利
では5か月目に基準価額10000円だったとして、この時に現金に換金します。
4口×10000円=40000円
4.66口×10000円=46600円
定額で購入したほうが有利なことがお分かりいただけたと思います。
価額が変動する運用商品は、
毎月一定額を購入するだけでリスクを抑えて運用をすることができるのです。
価額が下がれば、たくさん購入ができる・・お買い得と考えることができます。
なんで運用が積立がいいのか?
積立、積立というのか
お分かりいただけたでしょうか?
積立運用の仕組みが分かれば、運用するリスクへの恐怖がちょっと軽減されるのではないでしょうか?