火災保険
気軽に加入できる保険で注意するべきこと
保険はいろいろな経路で加入できます
今保険はいろいろな経由で加入することができるようになりました。生命保険はインターネット、対面、銀行の窓口。自動車保険や火災保険などについては、自動車のディーラーさんやガソリンスタンド、カー用品店でも加入できます。
LINEやその他いろいろなコミュニケーションサイトでも加入できるようになっています。
月額数百円と気軽に加入できてしまい、その支払要件もピンポイントなリスクだけカバーするようなものも存在しています。
保険を取り扱っている立場からすれば、それって今の保険でもカバーできるんじゃないの??
ということです。
最たる事例は自転車保険なのですが、自転車保険の存在はあまりにももう知れ渡っているのでここでは割愛します。
あまりに低価格で気軽に加入できるため、何が発生しているかというと補償の重複です。
万が一のことがあったらダブルでもらえるんでしょ!?
いえ、、生命保険はダブルでもらえるのですが損害保険はもらえないのです。
かりに受取ったら、あとでバレたら返さなければなりません。
損害保険については、重複してもただの保険料のムダなのです。
そんな保険の重複で無駄をするくらいなら、ちょっとリスクの高い運用商品に月1000円コツコツ積立たほうがよっぽどメリットがあります。
火災保険は特に要注意
火災保険は特に補償内容については精査が必要です。なぜなら、火災保険は建物が火事にあったときの保険だと思って、とりあえず火災の時だけお支払するという内容に加入をしている人がいるからです。
私も取り扱いがありますが、火事で建物が全焼するケースはごくまれなケースです。
実際に給付で多いのは
凍結による水漏れや、風によって大きなものが飛んできて建物に損害を与えるケースです。
補償範囲を全く考えず、安易に自分で考えて水害の多い地域なのに水害を対象外にしていたりするケースも散見されます。
一番多いのは賃貸アパートの保険で、自分で見直して火災保険が激安になったものの肝心な
「借家人賠償責任保険」に加入し忘れたというケースです。
賃貸アパートの保険の本来の主要な目的は入居する人の家財を補償するのは実は二の次で、
入居している部屋に損害を与えられたら大家さんが困るからです。
だから大家さんが加入してください!と強く言うんですよ。
この補償をなくして保険料が安くなったと喜んでいる場合ではありません。
この補償のない火災保険に加入していると、強気な大家さんなら加入を早くしてください。
と怒られますよ。
いろんな経路で保険に加入できるのは良いのですが、熟知していないと重複したり、必要な補償が足りないことが考えられます。そのうえで自己責任で選択する必要があります。