生命保険
感染症に保険で備える方法
感染症で保険に備える方法
新型コロナウィルスによって不安にさらされる中、保険で新型コロナウィルスをはじめとした感染症に備える方法はないのでしょうか?
以下のような感染症への備えについてのお問合わせに答えていきます。
・新型コロナウィルスは保険で対応できるか知りたい
・その他の感染症はどうなるのか?
・面談しなくても大丈夫か
コロナウィルスは保険で対応できるのか?
一概に保険で対応といってもいくつかケースが考えられます。
<よくある問合せ事例>
新型コロナウィルスで入院した場合は医療保険の対象になるか?
新型コロナウィルスで亡くなった場合は保険はおりるのか?
その他の感染症は対象になるか?
新型コロナウィルスで入院した場合は医療保険の対象になるか?
入院した場合は、通常の医療保険と扱いは同様です。
通院は医療保険に特約を付けないと保障されないケースがほとんどですが、通院特約を付けていれば保障の対象になります。
ただし、通院特約支給の要件が手術を受けたあとの通院しか対応しないなど、一定の制限がある場合もあるので注意が必要です。
新型コロナウイルスが原因で医師に入院を勧められたが、病院に入りきらずにホテルなどを利用した場合も入院と認められます。
また、医療保険とは異なり、ケガの手術、入院、通院を補償する傷害保険は、特約に感染症特約を付けたときのみ補償の対象になります。
ただし、新型コロナウィルスは2020年5月現在指定感染症として認定されているので、治療費に自己負担はありません。
新型コロナウィルスの影響でお亡くなりになった場合
この場合は、通常の生命保険の要件と同じです。
お亡くなりになった場合は、仮に新型コロナウィルスが原因だったから対象にならないということはありません。
通常に生命保険金が支払われます。
また災害割増特約を付けている場合は、新型コロナウィルスが原因だった場合は保険金を増額すると表明している大手生命保険会社もありましたね。
https://moneyzine.jp/article/detail/217014
コロナになってからでは遅い
注意していただきたいのは、医療保険のケースでも、生命保険のケースでも新型コロナウィルスに加入をしている場合は保険に加入できません。
仮に隠して加入ができたとしても、保険金は支払われないので注意が必要です。
新型コロナになっていることを知らずに加入をしてしまい、後で発覚した場合は正直微妙なところです。
絶対、保険金が出る・・出ないというのは明確に感染していなかったという主張が保険会社に受け入れるかどうかにかかっています。
従ってやはり保険は、安心な時にきちんと早めに備えておくことがベターです。
感染させられた!!は賠償責任保険がおりる??
これもよくある質問。
あの人に感染させられた!!
あの人に賠償責任があるから保険で払ってちょうだい。
このやりとりが成立するか?
ということです。
賠償責任保険が支払われる要件は、相手に法律上の賠償責任があることが要件です。
ただこのケースでは本人に自覚が無いので、ほぼあの人は感染しているということが明らかであっても、あの人から移されたに違いない!と主張しても相手に賠償責任は問うことは難しいです。
その時に感染していたかどうかを証明することが難しいからです。
明らかに感染していると診断されていて、
「俺はコロナだ!!」
と言って抱きついてきたり、お店を閉店に追い込んだような場合は損害賠償責任が問える可能性はあります。
よって相手が個人賠償責任保険に加入をしていればもらえる可能性はあります。
が、、保険会社がそのような悪質な賠償責任に支払うかどうかは正直わかりません。
これに関しては前例がないのでこれも明確ではありません。
結論は難しいケースだと言えるでしょう。
面談しないで保険に加入したい
このご時世、保険には入りたいけど感染リスクがあって面談するのが怖いという人がいます。
通常の相談は面談でなくても、オンラインでも可能です。
しかし、告知と申込は面談で行う必要があります。
本人確認の意味もありますし、保険担当者が本人が不正請求をしない人かどうか?などいろんな情報を実は面談して、その会話の内容などから判断しています。これをアンダーライティングと言います。
保険の営業は、ゴリゴリ営業している人もいるのですが、保険業を長く営んでいる人にとって、悪いお客に出会わない(不正請求をしない、トラブルに巻き込まれない)ということも大切な要素なのです。
従って、通常の保険契約を全て非対面で行うのは不可能です。
少しずつ要件を緩和している保険会社は確かにありますので、もう少し進歩を待ちましょう。
ネット保険は対面しないでも契約できますが、ネット保険はある程度告知や申込みで仮に支払われないことがあっても、自己責任となる側面があります。
ネット保険は簡単にウソがつけてしまいます。
ということは、誰も疑ってくれません。
告知の注意点なども誰も指摘してくれません。
ネット保険は非対面である程度、自分の主観で加入できますがそれで加入しても、後々損するのは自分なので要注意です。
正直私は生命保険と火災保険に関しては、ネット保険での加入はあまりオススメしておりません。
トラブルのもとなので・・。
参考までに。