医療保険
医療保険の保険料を安くする5つの方法

「毎月の医療保険料が高くて、家計の負担になっている…」
「保障内容は維持したいけど、保険料だけ安くする方法ってあるの?」
医療保険は、病気やケガに備える上で欠かせない保険です。しかし、保険料が家計を圧迫してしまうと、日々の生活に影響が出てしまいます。医療保険の保険料は、保障内容や保険期間、支払い方法を見直すことで、保障を維持したまま、あるいは必要十分な保障に絞り込んで安くできる可能性があります。
この記事では、医療保険の保険料を安くするための5つの方法を解説します。保障内容の見直し、払込期間の選択、定期型保険の活用、健康体割引、そしてインターネット保険の検討まで。保険料を賢く節約し、家計の負担を軽くするためのヒントを提案します。
方法1:保障内容を見直す

医療保険の保険料を安くする最も効果的な方法は、保障内容を「必要最低限」に絞り込むことです。
入院給付金日額:
・1日あたり10,000円など、給付金日額を高く設定するほど保険料は上がります。
・医療費の自己負担額を考慮し、本当に必要な給付金日額に絞り込みましょう。
手術給付金:
・手術給付金は、入院給付金日額の10倍、20倍といった形で設定されます。
・手術の回数や種類に応じて、本当に必要な保障額に設定しましょう。
不要な特約を外す:
・「あれば安心だから」と付加した特約が、今も本当に必要か見直しましょう。
・公的医療保険(高額療養費制度など)でカバーできる部分や、貯蓄で賄える部分は、特約で備える必要がないかもしれません。
方法2:払込期間を見直す

終身型の医療保険には、「終身払い」と「短期払い」の2つの支払い方法があります。
終身払い:
・仕組み: 一生涯保険料を払い続けるタイプです。
・保険料: 月々の保険料は安く、家計の負担が軽くなります。
短期払い:
・仕組み: 60歳や65歳など、一定期間で保険料の支払いを完了するタイプです。
・保険料: 月々の保険料は割高になりますが、老後の保険料負担がなくなります。
保険料を安くしたい場合は「終身払い」を、老後の家計に負担をかけたくない場合は「短期払い」を選びましょう。ただし、加入期間によっては、終身払いのほうが払込保険料総額が、短期払いのケースを上回ることがあります。
方法3:定期型保険を活用する

保険料を安くするもう一つの方法は、定期型医療保険を活用することです。
仕組み:
・保障期間が決められている保険です。
・満期を迎えると保障がなくなりますが、保険料が割安です。
活用術:
終身型の医療保険に加入し、一生涯の保障を確保しつつ、子育て期間など特定の期間だけ、定期型の医療保険に上乗せして手厚く備える方法です。ただし、医療保険は年齢が上がると保険料もアップする傾向があるため、高齢になると、定期型保険とはいえ保険料の負担が大きくなる可能性があります。
方法4:健康体割引を利用する

健康状態が良好な方は、保険料が安くなる割引制度を利用できます。
健康体割引:
血圧、BMI、健康診断の結果などが一定の基準を満たしていると、保険料が割引される制度です。
非喫煙者割引:
過去1年以内に喫煙歴がない場合、保険料が割引される制度です。
これらの割引制度は、保険会社によって条件が異なります。加入時にご自身の健康状態や喫煙状況を正確に告知することで、保険料が安くなる可能性があります。
方法5:インターネット保険を検討する

インターネットで契約手続きが完結する、ネット専業の保険会社(ダイレクト型)も検討してみましょう。
安くなる理由:
代理店を介さないため、人件費や店舗維持費などのコストが抑えられ、その分保険料が安くなります。
メリット:
保険料が安価: 同じような保障内容でも、代理店型保険に比べて保険料が安くなる傾向があります。
デメリット:
手続きを自分で行う: 契約手続きや、保険金請求手続きなどを自分で行う必要があります。
まとめ:賢く保険料を節約して、長く続けられる保険を見つける
医療保険の保険料は、家計に無理のない範囲で設定することが大切です。
・保障内容、払込期間、保険の種類を見直し、不要な特約を外して保険料を安くしましょう。
・健康体割引やインターネット保険も活用し、保険料を賢く節約しましょう。
この記事を参考に、あなたに最適な医療保険を選び、安心して日々の生活を送りましょう。
本記事は、CFP資格保有者であり、J-FLEC認定アドバイザーの金子賢司が執筆しています。当記事の執筆者「金子賢司」の情報は、CFP検索システムおよびJ-FLECアドバイザー検索システムにてご確認いただけます。北海道エリアを指定して検索いただくとスムーズです。