ブログ
賃貸火災保険の更新は必須!忘れると大変なことに?手続きから対処法まで徹底解説

「たかが火災保険でしょ?」と軽く見ていると、思わぬ高額請求に直面する可能性も。この記事では、賃貸火災保険の重要性から、更新忘れのよくあるケース、そして万が一契約が切れてしまった場合の対処法まで詳しく解説します。
賃貸火災保険は「充実した機能」が魅力!

賃貸の火災保険は、火災だけでなく、水漏れや盗難など、日常生活で起こりうる様々なリスクをカバーしてくれる、非常に機能が充実した保険です。
その内容をしっかり理解しておくことで、いざという時に大きな助けとなるでしょう。
賃貸の火災保険に加入していて本当に良かった・・と感じた私の体験談を参考にしてください。
「家財保険はいらない」は危険?賃貸の火災保険の重要性をCFPが体験談をもとに解説
賃貸火災保険の「満期」と「更新」の落とし穴

賃貸火災保険は、一般的に2年ごとに更新が必要です。賃貸契約が続く限り、この火災保険も継続して更新していくことになります。
賃貸住宅の入居者の中には、この更新手続きをうっかり忘れてしまう方が少なくありません。
最近では、ネットで加入できる賃貸向け火災保険もあり、年払いや月払いも一般的になっているようですが・・。
なぜ更新を忘れがちなのか?
入居時に不動産会社で賃貸契約書や様々な書類と一緒に火災保険の手続きを行うため、多くの人が「なんとなく加入している」という意識になりがちです。中には、火災保険に加入しているという自覚がほとんどない方もいらっしゃいます。
賃貸契約や電気・ガスなどの手続きは入居時の一度きりですが、火災保険だけは2年に一度の更新があるため、つい忘れやすいのです。実際に、更新の手続きを促す連絡に対して「火災保険?なんですかそれ?」と、ご自身が加入していることを覚えていない方も少なくありません。
更新を忘れるとどうなる?
賃貸物件でのトラブルは意外と多く、例えば「洗濯機のホースが外れて階下に水浸しになった」といった場合、その修理費用は高額になることもあります。
もし火災保険の契約が切れてしまったら、事故が起きても保険金が支払われません。賃貸物件での事故は高額になりがちなため、契約が切れている状態は非常に危険です。
火災保険の契約が切れていたらどうすればいい?

「もしかして、火災保険の契約が切れてるかも…?」と心配になった方もご安心ください。まずは以下の手順で確認し、速やかに対処しましょう。
保険期間を確認する
現在加入している火災保険の「保険始期(保険開始日)」と「保険終期(保険終了日)」を確認してください。これらは保険証券に記載されています。
例:保険始期 平成28年10月1日 → 保険の開始日 保険終期 平成30年10月1日 → 保険の終了日
保険終期がまだ来ていなければ、慌てる必要はありません。
更新手続きを進める
保険終期が近づくと、保険会社から更新の案内書類や電話が届くはずです。もし手元に書類が見当たらない場合は、速やかに手続きを行いましょう。
・連絡先は保険会社が基本です。 現在加入している保険会社に連絡し、証券番号を伝えれば、万が一更新書類を紛失していても再発行してもらえます。
・保険会社が分からない場合は、不動産の管理会社に問い合わせましょう。 管理会社が加入している保険会社を教えてくれるはずです。
管理会社を通じて火災保険に加入しておらず、火災保険に加入しているかどうか分からないときは、何か保険会社から郵便物などが届いていないか手がかりを探してみましょう。
どうしても見つからない場合は、補償が重複する可能性はありますが、新たに加入せざるを得ないかもしれません。万が一の時に補償されないリスクを考えると、多少の重複は仕方ない選択肢です。
万が一のときに、補償されないリスクを考えると、多少の重複は仕方ありません。
保険終期を過ぎてしまった場合
もし保険終期を過ぎてしまっていても、焦る必要はありません。すべきことは上記と同じで、速やかに保険会社または不動産の管理会社に連絡し、再契約の手続きを進めましょう。
ただし、契約が切れている期間に何か事故が起こっても、保険金は支払われません。賃貸物件での事故は高額になるケースが多いため、契約が切れている場合は大至急手続きを行うのが原則です。
「保険が切れても再契約できるの?」気になる疑問を解消!

生命保険とは異なり、賃貸の火災保険は一度契約が切れてしまっても、同じ保険会社で再契約が難しいといった制約は基本的にありません。
「お金を払い忘れて無効になった場合は?」
一度更新手続きをしたにもかかわらず、保険料の支払いを忘れて契約が無効になってしまうケースもあります。このような場合も、慌てずに速やかに保険会社または管理会社に連絡し、再契約を申し込みましょう。
もちろん、二度と支払い忘れがないように注意が必要です。
まとめ:賃貸火災保険は「もしも」の備え!

賃貸火災保険は、火災だけでなく水漏れや盗難など、賃貸生活における様々なリスクからあなたを守ってくれる大切な保険です。
・更新は2年ごとが一般的ですが、近年は月払いや年払いで加入できるネット保険も増えています。
・更新手続きを忘れても、諦めずに速やかに保険会社へ連絡を。
・契約が切れている期間は無保険状態になるため、事故が起きても補償されません。
大切な住まいと安心のために、賃貸火災保険の契約状況は定期的に確認し、忘れずに更新手続きを行いましょう。