セミナー報告
新しいNISAのセミナー講師をします
東京証券取引所、札幌証券取引所、日本証券業協会北海道地区協会の共催で開催される、「北海道・金融経済教育フォーラム&ラウンドテーブル」で講師を務めることになりました。
私の担当するパートでは、「資産形成に関する基礎講義(新しいNISAなど)」というテーマで主に新しいNISAを活用した資産形成についてお話をします。
【共催】公開収録「耳で聴く後藤達也note in 札幌」(金融経済教育フォーラム in 札幌)
2024年からNISAが新しくなり、それにともない、現行の一般NISAやつみたてNISAは2023年度以降、新規での買い付けができなくなり、ジュニアNISAも廃止となります。
【現行NISAの概要】
出典:新しいNISA : 金融庁
【新しいNISAの概要】
出典:新しいNISA : 金融庁
現行NISAと2024年から始まるNISAとの大きな違いは、以下の点です。
新しいNISAでは、現行の一般NISAにあたる制度が「成長投資枠」、つみたてNISAにあたる制度が「つみたて投資枠」になります。
またつみたて投資枠は、これまでのつみたてNISAと対象商品に変更はありませんが、成長投資枠はこれまでの一般NISAと比べて若干商品が変わるようです。
成長投資枠の国内籍の投資信託、上場投資信託(ETF)及び上場投資法人(REIT等)の取扱商品については、一般社団法人 投資信託協会のサイトにて紹介されているため、参考にしてください。
現行NISAの非課税期間は、一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間と決まっていました。
しかし新しいNISAでは非課税期間がなくなります。
現行NISAでは、一般NISAとつみたてNISAのどちらかしか選ぶことができませんでした。
新しいNISAでは、成長投資枠とつみたて投資枠が併用できます。
現行NISAの非課税枠は、一般NISAが年間120万円、つみたてNISAが年間40万円でした。
新しいNISAでは成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円になります。つまり合計で年間360万円まで非課税枠が使えることになります。
また非課税保有額が、成長投資枠とつみたて投資枠合計で1,800万円までと大幅に拡充されています。
ただし成長投資枠の非課税保有額は1,200万円が上限です。一方、つみたて投資枠なら1,800万円の非課税保有額すべて使えます。
つみたて投資枠と成長投資枠の違いについては、こちらの記事を参考にしてください。
新NISAの成長投資枠とは?つみたて投資枠との違いは?現行制度と比較して解説
つみたてNISAの活用例については、執筆させていただいた記事がありますので参考にしてください。
新NISA一本化でどうなる?上手な運用方法と注意点を解説します
NISAとiDeCoはどちらが良いか?迷っているかたはこちら記事が参考になります。
NISAとiDeCo、どっちがいいの?違いを知って目的に応じた使い分けを
私の担当するパートでは、「資産形成に関する基礎講義(新しいNISAなど)」というテーマで主に新しいNISAを活用した資産形成についてお話をします。
【共催】公開収録「耳で聴く後藤達也note in 札幌」(金融経済教育フォーラム in 札幌)
新しいNISAとは?
2024年からNISAが新しくなり、それにともない、現行の一般NISAやつみたてNISAは2023年度以降、新規での買い付けができなくなり、ジュニアNISAも廃止となります。
【現行NISAの概要】
出典:新しいNISA : 金融庁
【新しいNISAの概要】
出典:新しいNISA : 金融庁
現行NISAと2024年から始まるNISAとの大きな違いは、以下の点です。
- ・成長投資枠とつみたて投資枠になる
- ・非課税期間が無期限になる
- ・成長投資枠とつみたて投資枠が併用できる
- ・非課税枠が拡大する
成長投資枠とつみたて投資枠になる
新しいNISAでは、現行の一般NISAにあたる制度が「成長投資枠」、つみたてNISAにあたる制度が「つみたて投資枠」になります。
またつみたて投資枠は、これまでのつみたてNISAと対象商品に変更はありませんが、成長投資枠はこれまでの一般NISAと比べて若干商品が変わるようです。
成長投資枠の国内籍の投資信託、上場投資信託(ETF)及び上場投資法人(REIT等)の取扱商品については、一般社団法人 投資信託協会のサイトにて紹介されているため、参考にしてください。
非課税期間が無期限になる
現行NISAの非課税期間は、一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間と決まっていました。
しかし新しいNISAでは非課税期間がなくなります。
成長投資枠とつみたて投資枠が併用できる
現行NISAでは、一般NISAとつみたてNISAのどちらかしか選ぶことができませんでした。
新しいNISAでは、成長投資枠とつみたて投資枠が併用できます。
非課税枠が拡大する
現行NISAの非課税枠は、一般NISAが年間120万円、つみたてNISAが年間40万円でした。
新しいNISAでは成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円になります。つまり合計で年間360万円まで非課税枠が使えることになります。
また非課税保有額が、成長投資枠とつみたて投資枠合計で1,800万円までと大幅に拡充されています。
ただし成長投資枠の非課税保有額は1,200万円が上限です。一方、つみたて投資枠なら1,800万円の非課税保有額すべて使えます。
つみたて投資枠と成長投資枠の違いについては、こちらの記事を参考にしてください。
新NISAの成長投資枠とは?つみたて投資枠との違いは?現行制度と比較して解説
つみたてNISAの活用例については、執筆させていただいた記事がありますので参考にしてください。
新NISA一本化でどうなる?上手な運用方法と注意点を解説します
NISAとiDeCoはどちらが良いか?迷っているかたはこちら記事が参考になります。
NISAとiDeCo、どっちがいいの?違いを知って目的に応じた使い分けを