医療保険
医療保険の保険料は平均いくら?年齢別・性別の相場を徹底解説

医療保険の加入を検討している方や、今の保険料が高いと感じている方にとって、保険料の相場は非常に気になる情報でしょう。しかし、医療保険料は、年齢や性別、保障内容によって大きく変わるため、一概に「いくら」とは言えません。
この記事では、医療保険の保険料相場について、年齢別・性別の傾向を解説します。そして、保険料を安くする方法まで、あなたの保険料が妥当かどうか判断するためのヒントを提案します。
医療保険の保険料相場:年齢別の傾向

医療保険の保険料は、年齢が上がるほど病気のリスクが高まるため、高くなる傾向にあります。なお、保険料の相場については、保険業界で14年間、保険を販売してきた筆者の主観です。保障内容によっても大きく異なる場合があることもご了承ください。
20代〜30代:保険料が安く、加入のチャンス
相場:
20代〜30代の医療保険料は、月々2,000円〜5,000円程度が相場です。
特徴:
・病気のリスクが低いと判断されるため、保険料が安く設定されています。
・この時期に終身医療保険に加入すれば、保険料が安いまま、一生涯の保障を確保できます。
40代〜50代:保険料が上がり、見直しのタイミング
相場:
40代〜50代の医療保険料は、月々3,000円〜8,000円程度が相場です。
特徴:
・病気のリスクが高まるため、保険料が上がります。
・定期型の医療保険に加入している場合、更新時に保険料が大幅に上がる可能性があります。
60代以降:保険料の負担と保障のバランス
相場:
60代以降の医療保険料は、月々5,000円〜1万円以上が相場です。
特徴:
・年金生活に入り、収入が減る一方で、病気のリスクはさらに高まります。
・保険料の負担と保障内容のバランスを慎重に考える必要があります。
医療保険の保険料相場:性別の傾向

医療保険の保険料は、性別によっても傾向が異なります。
・30代では女性が高くなることも:
一般的に、女性は出産に伴う入院や、女性特有の病気(子宮筋腫、乳がんなど)のリスクを考慮して、30代など若い世代では男性と同程度か、高くなる保険会社もあります。
・40代以降は男性が高くなる傾向:
一方、40代以降は、男性の方が心疾患や脳血管疾患といった生活習慣病のリスクが高まるため、保険料が高くなる傾向にあります。
医療保険料を安くする3つの方法

「うちの保険料、平均より高いかも…」と感じた方でも、保険料を安くする方法はあります。
1.保障内容を見直す
入院給付金日額を少額に:
入院給付金日額を5,000円など、少額に抑えることで、保険料を安くできます。
不要な特約を外す:
「あれば安心だから」と付加した特約が、今も本当に必要か見直しましょう。
2.支払い方法を見直す
年払いを選ぶ:
月払いよりも年払いにすることで、保険料が安くなります。
短期払いを選ぶ:
終身型の医療保険に加入している場合、60歳や65歳など、一定期間で支払いを完了する「短期払い」を選ぶことで、老後の保険料負担をなくせます。
3. 健康体割引を利用する
仕組み:
血圧やBMI、健康診断の結果などが一定の基準を満たしていると、保険料が割引される制度です。
非喫煙者割引:
過去1年以内に喫煙歴がない場合、保険料が割引される制度です。
まとめ:保険料の相場はあくまで目安
医療保険の保険料相場は、あくまで目安です。
・年齢や性別によって、保険料の傾向が異なることを理解しましょう。
・保障内容の見直し、支払い方法、健康体割引などを活用して、保険料を安くしましょう。
・無理なく払い続けられる保険料に設定し、長く続けられる保険を見つけましょう。
この記事でご紹介した相場情報を参考に、最適な医療保険選びにお役立てください。
本記事は、CFP資格保有者であり、J-FLEC認定アドバイザーの金子賢司が執筆しています。当記事の執筆者「金子賢司」の情報は、CFP検索システムおよびJ-FLECアドバイザー検索システムにてご確認いただけます。北海道エリアを指定して検索いただくとスムーズです。