火災保険
火災保険は火事の時にしか使えないわけではありません
火災保険は火事の時にしか使えないわけではありません
あまり知られていないのですが、火災保険は火事の時にしか使えないと思っている方がいまだにまだ多くいることに気が付きます。
保険の更新の際にお邪魔をしたときに、そういえば去年の冬に凍結で水漏れしちゃってね。。
壁とか床が水漏れしてシミになっちゃったので、修理してもらいましたよ。。
これ、、実は「今どきの」火災保険なら補償の範囲内になる可能性が高いんです。
凍結で水道管に亀裂がはいって、水漏れが発生してしまったケースですね。
たまたまその人は業者が当時持参していた、見積と事故写真があったので後日給付を受けることができました。
火災保険は、その人が出るということを知らなければ、このようにいざ訪問した時に気が付いてくれなかったら、
支払われないということも結構あります。
今一番多いのは、ピンホールという事故です。別名「孔食(こうしょく)」と言ったりするのですが、昔の建物なんかは給排水管が古くなって、小さな穴が空いてくることがあります。そこから水漏れをしてくることがあるんですよね。
世の中の物件が徐々に老朽化していますので、ピンホールの事故はかなり多くなっています。
原因不明の水漏れと解釈する人も多いのですが、ピンホールも火災保険の「不測かつ突発的事故」というものが補償範囲になっていれば、給付になる可能性が高いです。
これも「その給排水管そのものは対象にはなりません。」
火災保険といいながらも、実際に火事で支払うことはほとんどなく支払いの一番多い要件は水漏れや凍結といった損害です。
支払う保険金額で言えばダントツで火災による損害が多いのですが、これらの水漏れ損害は
10万、20万という修理代がちょこちょことかかってきます。
ただ、決しておサイフにとっては優しくないことですので、知っておかないと完全に持ち出しになってしまいます。
住宅ローンを組むときに火災保険に35年分昔はまとめて支払うというケースが良くありました。
今は10年までしかまとめて加入できないのですが。。
35年分の火災保険はまとめて支払うので結構な金額になります。
数十万や数百万円になるケースもあります。このようなケースは安くするために補償範囲を削っているケースがあります。
そうでない毎月火災保険を支払っているような一般的な火災保険は上記のようなトラブルでも基本的には支払える内容になっているはずです。
おてもとの火災保険の証券を確認していただき、また今回説明したようなケースの事故がなかったか思い浮かべてみてくださいね。
因みに火災保険は事故があった後しばらくたっても請求することができます。
火災保険の時効は意外に長いのです。
ただし、見積や写真がないと難しいので時間がたっているとそこがネックになりますね。
修理してもらった業者に保管してないか確認してみましょう。