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札幌の交通費を賢く節約する方法:公共交通機関の活用術

札幌の公共交通機関の特徴

札幌の公共交通機関は、中心部を網羅する地下鉄、市外への移動に便利なJR、市内各方面をカバーするバス、そして風情ある路面電車と、それぞれの特性があります。これらの組み合わせを工夫することが、節約の鍵となります。
札幌の交通費を賢く節約する方法

ICカード「SAPICA(サピカ)」を使いこなす
SAPICAは、札幌市交通局が発行するICカードで、地下鉄・市電・JR北海道バス・ジェイ・アール北海道バス・北海道中央バス・じょうてつバスで利用できます。
SAPICAは、札幌市交通局が発行するICカードで、地下鉄・市電・ジェイ・アール北海道バス・北海道中央バス・じょうてつバスで利用できます。
・ポイント還元: SAPICAで運賃を支払うと、利用額に応じて3%のポイントが貯まり、次回以降の運賃に充当できます。(※2022年10月より従来の10%から3%に変更されました)。塵も積もれば山となるので、積極的にSAPICAを利用しましょう。
・乗り継ぎ割引: 地下鉄とバス、または市電とバスを乗り継ぐ際にSAPICAを利用すると、乗り継ぎ割引が適用されます。特定の区間を頻繁に乗り継ぐ場合は、かなりお得になります。
・小銭いらず: 自動改札機やバスの料金箱にタッチするだけでスムーズに乗降でき、小銭を用意する手間も省けます。
定期券・回数券を有効活用する
通勤・通学など、決まった区間を毎日利用する場合は、定期券や回数券が最もお得です。
・地下鉄定期券: 月単位で利用すると、毎日往復するだけで大幅な割引が適用されます。
・バス定期券: 特定のバス路線を頻繁に利用する場合に有効です。
・地下鉄・バス共通一日乗車券「どさんこパス」: 路面電車(市電)が1日乗り放題になるキップです。大人840円、小児420円で、1日に何度でも乗り降り自由です。路面電車での観光やお出かけに最適です。
詳しくはジョルダン株式会社さまのサイトをご確認ください。
・ドニチカキップ: 土日祝日および年末年始限定で、地下鉄が1日乗り放題になるキップです(大人520円、小児260円)。休日のお出かけに最適です。
ドニチカ切符の詳細はこちらをご覧ください。
公共交通機関を組み合わせる
札幌では、JR、地下鉄、バスを組み合わせて利用することで、目的地へのアクセスが効率的になり、結果的に交通費の節約に繋がることがあります。
・郊外から中心部へ: JRで札幌駅まで来て、そこから地下鉄で目的のエリアへ移動するなど、時間短縮と料金を考慮した乗り換えを検討しましょう。
・バスの路線を把握する: 意外と便利なバス路線がたくさんあります。地下鉄駅から少し離れた場所へ行く場合、バスの方が乗り換えなしで行けて便利だったり、運賃が安かったりする場合があります。
・公共交通機関利用促進の取り組み: 札幌市交通局では、地下鉄や市電の利用促進に関する様々な情報を提供しています。ウェブサイトなどで最新情報を確認しましょう。
徒歩や自転車も活用する
天候の良い時期は、徒歩や自転車での移動も積極的に取り入れましょう。
・健康増進: 適度な運動は健康にも良い影響を与えます。
・交通費ゼロ: もちろん交通費はかかりません。
・街の発見: 歩いてみると、これまで気づかなかったお店や景色に出会えることもあります。
まとめ
札幌での交通費は日々の生活に欠かせない出費ですが、多様な公共交通機関を賢く活用することで大きく節約できます。
札幌市交通局発行のICカード「SAPICA」を使えば、ポイント還元や乗り継ぎ割引が適用され、日々の移動がお得になります。また、通勤・通学には定期券、週末や観光には地下鉄乗り放題の「ドニチカキップ」や路面電車乗り放題の「どさんこパス」といった一日乗車券が非常に有効です。
JR、地下鉄、バスのそれぞれの特性を理解し、目的地に応じて最適な組み合わせを選ぶことも、効率的な移動と費用削減に繋がります。さらに、気候の良い時期は徒歩や自転車を取り入れることで、交通費ゼロでの移動が可能になり、健康増進にも役立ちます。
これらの方法を組み合わせれば、札幌での生活における交通費を賢く抑え、より豊かな日々を送ることができるでしょう。