金子賢司FP事務所のお金コラム編集部(https://fp-kane.com/money/)は、30歳〜55歳の男女480人(男性240名 女性240名)を対象に、落とし玉・お歳暮お中元・ご祝儀などの慣習のアンケート調査をおこないました。
【調査概要】
- 調査対象:30歳〜55歳の男女480人(男性240名 女性240名)
- 調査期間:2025/02/25~2025/02/27
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:480人
【調査概要】
- 慣習・しきたりによる出費のタイミングが直近約1年間(2024/1/1から回答日まで)で4回以上あった方は全体の27.9%
- 直近約1年間で支払った出費の総額は92.9%が10万円以下、残りの7.1%が10万円超
- 慣習・しきたりによる出費を一切やめたいと思っている方は全体の42.1%
- 出費の影響で生活費節約をしている、または意識している方は全体の61.3%

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慣習・しきたりによる出費のタイミングが直近約1年間で4回以上あった方は全体の27.9%
直近1年間(2024/01/01~現在)で、下記の支払い・自費、自分の世帯からの出費でおこなった、自分の家族以外(いとこなどの親族含む)への贈り物などは、何種類ありますか※ | 人数(人) | 全体の割合(%) |
---|---|---|
3つ以下 | 346 | 72.1 |
4つ | 59 | 12.3 |
5つ | 36 | 7.5 |
6つ | 10 | 2.1 |
7つ以上 | 29 | 6.0 |
2024年1月1日からの期間で、しきたりや慣習に基づいた出費をおこなった数は、3回以下が最も多く72.1%(346名)、4回が12.3%(59名)、5回が7.5%(36名)、6回が2.1%(10名)、7回以上が6.0%(29名)でした。
直近約1年間で支払った出費の総額は92.9%が10万円以下、残りの7.1%が10万円超
直近1年間(2024/01/01~現在)で支払った金額 | 人数(人) | 全体の割合(%) |
---|---|---|
~5.0万円 | 383 | 79.8 |
5.0万円超~10.0万円 | 63 | 13.1 |
10.0万円超~15.0万円 | 17 | 3.5 |
15.0万円超~20.0万円 | 6 | 1.3 |
20.0万円超 | 11 | 2.3 |
2024年1月1日からの期間で、しきたりや慣習に基づいた出費の総額は5.0万円以下が最も多く79.8
%(383名)、5.0万円超~10.0万円が13.1%(63名)、10.0万円超~15.0万円が3.5%(17名)、15.0万円超~20.0万円が1.3%(6名)、20.0万円超が2.3%(11名)でした。
慣習・しきたりによる出費を一切やめたいと思っている方は全体の42.1%
これらの支払い(直近1年の支払い)の金額設定・または出費について、率直な気持ちとして最も当てはまるもの | 人数(人) | 全体の割合(%) |
---|---|---|
自分が心から支払いたいと思ったもの以外は全てやめたい | 124 | 47.3 |
相応の見返りがあるのであれば問題ない | 50 | 19.1 |
出費は仕方ないが、できるだけ金額を少なく抑えたい | 38 | 14.5 |
特になにも考えていない | 18 | 6.9 |
感謝の気持ちを伝えられるなどの理由でポジティブに考えている | 17 | 6.5 |
2024年1月1日からの期間で、しきたりや慣習に基づいた出費に対する率直な意見として、「可能であれば、上記のような支払いそのものを、自分が心から支払いたいと思ったもの以外は全てやめたい(慣習上、仕方がなくおこなっている)」と答えた方が最も多く、42.1%(202名)、「同等のお返し、または今後の無償のサポートなども含めて、相応の見返りがあるのであれば問題ない」と答えた方がが14.0%(67名)、「支払いや贈り物をおこなうこと自体は問題ないが、できるだけ出費は減らしたかった」と答えた方がが16.3%(78名)、「生活をする上で必要な支払いなので、ポジティブな感情もネガティブな感情もない」と答えた方がが10.6%(51名)、「自分たちの思いや日頃の感謝なども込みで金額を設定しているので、金額設定や負担額自体に不満や後悔はない(気持ちを伝えたり、仕事をやりやすくしたりする効果を考えるとポジティブが強い)」と答えた方がが17.1%(82名)でした。
出費の影響で生活費節約をしている、または意識している方は全体の61.3%
直近1年の支払いの生活費への影響 | 人数(人) | 全体の割合(%) |
---|---|---|
急な出費・予想以上の負担の影響で予定の変更を余儀なくされた | 97 | 20.2 |
日頃からこのような出費を想定して節約している | 197 | 41.0 |
特に節約の意識はない | 186 | 38.8 |
2024年1月1日からの期間で、しきたりや慣習に基づいた出費が生活に与えた影響として、「出費の予定変更はなかったが、日頃からこれらの費用がかかることを踏まえて節約を意識している」と答えた方が最も多く、41.0%(197名)、「急な出費・予想以上の負担の影響で出費予定の変更を余儀なくされることがあった(元々あった旅行や外食の予定のキャンセルや、おかずの品の変更など含む)」と答えた方がが20.2%(97名)、「節約の意識も、出費の予定変更もない」と答えた方がが38.8%(186名)でした。
慣習・しきたりによる出費は年間3万円未満に抑えたい方が全体の66.0%
現実的に抑えたい出費の年間総額 | 人数(人) | 全体の割合(%) |
---|---|---|
3万円未満 | 317 | 66.0 |
3万円~5万円以下 | 101 | 21.0 |
5万円超~7.5万円以下 | 35 | 7.3 |
7.5万円超~10万円以下 | 12 | 2.5 |
10万円超~15万円 | 15 | 3.1 |
実際のところ、1年間のしきたりや慣習に基づく出費をいくらに抑えたいかという質問に対しては、「3万円未満」という回答が最も多く、全体の66.0%でした。
まとめ
結果的には、慣習やしきたりに含まれるような出費に対しては多くの方が不満や、内心は疑問を持っていることが分かりました。
落とし玉・お歳暮お中元・ご祝儀など、支払いを強く望んでいるかどうかにかかわらず支出を求める文化は日本、韓国、中国などの東アジアで特に強く、中国が最も高額と言われています。
一方で欧米はパーティを主催したり、現金ではなくプレゼントを渡したりすることが比較的多いですが、日本などと比べると金額自体はそこまで高くないと言われます。
人との関係性を重視する文化から来るものではありますが、こうした出費は経済状況に関わらず金額相場は長年一定であることが多く、場合によっては経済的負担になるリスクもあります。
近しい間柄であれば今後のお金のやり取りについて話し合ったり、大きな出費が最近あった世帯に対しては「今年はいらないよ」などの声をかけてあげるのも良いでしょう。